2014/01/27

いろいろ活動中です。

気温が急に上がったり、かと思えば一気に冷え込んだりしていますが、風邪などひいていませんか? 毎度ありがとうございます。サウスウインド釣り部門担当のナガシマです。

さて。

バス釣り専門の月刊誌『ロッド&リール』のカヤック釣行連載といえば「艇活。」ですよね。昨日、3月号が発売になりました。

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ちなみにナガシマの一番好きな超人はザ・ニンジャなのですが、みなさんの好きな超人は? で、キン肉マンでいうところのザ・マシンガンズことカヤックフィッシング界の大人気コンビ、kayak55.comのホエール赤澤さんとチャン松さんを中心に、ロドリ編集部の田沢くんとともに、千葉県の人気リザーバーである高滝湖を攻めてきました。12月中旬の雨降りという、気温も釣果もお寒い展開のなか、艇活部員である私、ナガシマも奮闘しました。結果は……いや~、本当にツラかった! でもやりきったので面白かったです。詳しい内容は、ぜひ誌面をご覧ください。今月号もDVD付録つきで、全国の釣具店、書店で絶賛発売中です。

さてさて。同時に『ロッド&リール』4月号のロケも進行中です。先日、2回目の本番?ロケを千葉県は黒部川で敢行しました。

朝のうちはおだやかな天気で、気温も高め。朝日を浴びて、静かな川面にSUPを浮かべるアラフォー軍団たち……今回は、重要艇活部員であるFMヨコハマの人気DJ、井出大介さんも参戦。毎週土曜日朝5~8時は、最新のアウトドア&フィッシング情報満載でお届け中の井出さんの番組「The Burn」をぜひ聴いてくださいね。地方でも、インターネットラジオのradikoで聴けますよー。井出さんの釣り好きアウトドア好きぶりは、必聴ですっ!

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空気の澄んだ、気持ちのよい朝。SUPですいすい川を下ります。無風だと本当に快適!

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久々にSUPに挑戦した井出さん。さすがのバランス感覚で、たたずまいがかっこいいです。

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井出さんを撮影する、お仕事中の赤澤さん。チャン松さんとの2カメ体制で取材は進行します。

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ナガシマは今回、ボードワークス/バッドフィッシュシリーズの釣り専用SUPであるバッドフィッシャーをお借りしました。片足でも立てるほどの安定感で、スコッティのサイドデッキマウントを装着できるベースもあり、機能性抜群。バス釣りには最適なSUPのひとつです。

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ちょっとズルして、プラノのボックスをイスにしてカヤックパドルでカヤック漕ぎしてみました。これが超よかったです! 座ったままキャスト&漕ぐのが快適すぎて、立って漕ぐのは正直たまに……でした。座っていてもカヤックより視点が高いので、水中の様子もよく見えます。いい時期には、ビッグベイトでサイトフィッシングしたらすごく楽しそう!デス。

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そして、休憩時間にハリケーンカヤックスの超話題最新モデルであるスキマー140にも乗りました。これはチャン松さんの試乗艇です。ただいまサウスウインド店内に展示艇がありますので、気になる方は、ぜひぜひ見にきてくださいませ~。

スキマー140の印象は、427cmという全長ながらもっさりした感じは皆無で、機敏のひとこと。無風ベタ凪の状況で乗るハリケーンカヤックスほど気持ちのいいカヤックはありませんが、スキマー140は安定感も高いので、落ち着いてロッドを振れそう。ただ、体重59kgのナガシマがほぼ空荷で乗ると、バウ側が浮いてキールの効きが甘くなるのか、漕いだときにほんの少しだけ首を振る印象がありました。もちろん実際に釣りをするときには荷物をもっともっと積むので、こういった現象は解消されると思います。何より、ローアングル・ローピッチでゆったりパドリングすると、どこまでも滑っていけそうなスピード感はフェニックス140以上かも! ハイアングル・ハイピッチでガシガシ漕ぐより体力的にもラクにスムーズに長距離を進めるスキマー140は、沖合で青物の反応を追いかけてロングツーリングするのにも最適なカヤックのひとつといえます。今年の秋は、荷室に積んだ大型クーラーボックスを満タンにできるかも!? もちろん、タイラバにもティップランにも、想像以上に適応するはず。


というわけで、スキマー140のインプレでニゴして今回の「艇活。」の取材は終了。だって、1月の関東のバス釣りですよ、メタル系ルアーを駆使したところで簡単に釣れるワケないですよね。ちなみにナガシマの初バス最速記録は2月ですが、場所が広島県の野池だったので、釣れて当然!?かもなのです。とにかく、結果は2/26発売の『ロッド&リール』4月号をお楽しみに! はー、バス釣りたいバス釣りたいバス釣りたいバス釣りたいバス釣りたい……。


まだまだ寒いですが、お客さまのなかには早くも産卵後の戻りシーバスをカヤックでキャッチされている方もいらっしゃいます。海の中は、確実に春に向かっていますね。

ではまた☆

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2013/12/22

『Rod and Reel』3月号「艇活。」取材です。

今週、3回目の釣行は、おなじみバス釣り専門月刊誌『Rod and Reel』3月号(2014年1月26日発売予定)の連載企画「艇活。」の取材でした。はい、ナガシマが昨日に続きブログ連投します。よっしー&Mizunoブログを楽しみにしていたみなさま、本当にスミマセン。

先日、19日(木)は関東全域で一日中、冷たい雨が降り続きましたよね。気温も朝からまったく上がらず、極寒の真冬日でした。なにもこんな日に釣りをしなくてもいいと思うのですが、そこは雑誌取材の宿命。仕事には締め切りというものがあってですね、かつ、12月は年末進行という、1~2週間くらい予定が前倒しになる激アツ月間なんです。つまり、「わしら(印刷会社)は正月に休むから、あんたら(出版社)は年末いつもより早めに仕事をこなしなさいよ」という地獄スケジュール。ナガシマも編集者時代、何年もこの地獄を経験しました。あやうく会社で年を越しそうになったことも何度かありました。思い出すだけで泣きそうになるほどツラいんですよ。生まれ変わっても、絶対に編集の仕事だけはしません、はい。

とはいえ、雑誌の取材はするのもされるのも楽しいもの。会社で編集作業しているより、現場で駆け回っていたほうが、自分には向いていたようです。

というわけで、今回は千葉県の人気レイクである高滝湖に行ってきました。メンバーは、この連載の主人公であり編集まとめ役であるkayak55.comのホエール赤澤さんと、毎月、カメラマンとして大車輪の活躍をみせる、おなじくkayak55.comのチャン松さん。『Rod and Reel』からは、編集部の個性派、田沢くんが参戦。そして私、ナガシマと、4人編成です。

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入漁料630円と出艇料1,000円を湖のほとりにある「高滝湖観光企業組合」に払えばカヤックで釣りができます。バスのほか、カヤックでワカサギ釣りも楽しい湖ですよ。

高滝湖は、ほぼ全域が護岸化されています。平均水深は5mほどで、平坦な地形が特徴の湖。ダムというより、広大な野池のようなイメージです。必然的にバスは回遊性が高く、ベイトについて動いていることが多いので、魚探は必需品ですよ。

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今回のナガシ丸は、マリブカヤックス/ミニX。ナガシマはミニXも大好きです。バス釣りするのに一生、ひとつのカヤックしか乗っちゃダメ!とカヤックの神様にいわれたら、ハリケーンカヤックス/スキマー116か、このミニXかで相当、迷うと思います。答えは……90秒後!?

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左から。赤澤さんが持ち込んだのは、いま話題のポイント65/テキーラアングラー。分割式で、いろんなちょい釣りにぴったり。中。チャン松さんは同じく分割式のマティーニアングラー。シットインタイプで安定性も抜群です。右は、田沢くんの乗るバイキング/プロフィッシュ45。今回の4艇のなかではもちろん最速で、機動力もあります。テキーラとマティーニのアングラーモデルは、来春早々、サウスウインドでもサンプル艇を展示する……かもしれません。

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こちらが『Rod and Reel』編集部の田沢くん。「モンゴルマン」「田沢無道」「H.マーキュリー」……などなど、誌面で数々の珍キャラを演じてきた怪人です。バス釣りはもちろん、渓流ミノーイング、エギングも大好き。

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今回、ナガシマは、ふたつの釣り方にしぼることにしました。ひとつはダウンショットリグの食わせ。もうひとつは冬のど定番、メタル系のリアクションの釣り。メタルバイブ、メタルジグ、アイスジグの3本柱で攻めます。というか、寒いので集中して釣るにはこれくらい限定しないと無理!との判断なんです。

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時間はいきなり早送り。超集中してボトム付近を探りましたが、案の定、釣れません。寒すぎます。指の感覚は薄れ、膝から下がしびれるように冷えています。エース赤澤さんも打つ手なし? チャン松さんはお手上げ状態。

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あまりに寒いので、いったん上陸してカップラタイム。こんなとき、ジェットボイルが大活躍します。本当にあっという間にお湯が沸くので、カップラーメンやコーヒーですぐに体を温められます。ただし、カヤックの上で火をつけてはダメですよ。石油化学製品が燃えたら非常に危険ですので。

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午後も集中的に魚探反応のある場所をたたきます。ワカサギもしくはオイカワの大きな群れが魚探に映るのですが、水温7度台でシロートがバスを釣るのは本当に難しい……プロや、ご当地の名手なら、さほど苦もなくバスを手にできるんでしょうけどね。

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あまりに寒いので、午後はウールのグローブに変更しました。ナガシマ的には、ウール100%のグローブが最終到達地点。これでも寒いときは、まず、釣りは無理です。ロッドが滑りやすい、フックが刺さりやすいなどのデメリットはありますが、水中に手を入れて完全に濡れてしまっても、軽く絞って水気を飛ばせばすぐに暖かさが復活するという不思議な性能が魅力です。指先の感覚を保つという意味でも、真冬にウールのグローブは絶対に手放せません。ちなみに、ウール100%のフィンガーレスグローブで有名なのは、英国王室御用達で名高いバブアーの製品ですね。

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朝からつけっぱなしの魚探も、ついに電池切れ。チーン。このあともベイトが多かったエリアを全員で絨毯爆撃しましたが、赤澤さんが1バラシ(ニゴイかもしれない、と本人談)、ナガシマにバイトらしき反応が1回という結果に。両足は完全に冷え切り、感覚がない状態。帰り道、足の指先に血の気が戻るまで2時間かかりました。

年末進行でバスが釣れないとどうなるか……赤澤さんたちに追加取材を託して、祈ることにします。この顛末は、ぜひ『Rod and Reel』3月号をお楽しみに。

それでも、カヤックのバス釣りはやっぱり面白いですね! こんなに集中して釣りをしたのは久しぶりです。

真冬のバス、また行きたいです(雨じゃない日に)。

では~☆

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2013/11/14

ロッドアンドリール「艇活。」取材です。

カヤックフィッシングが大好きなアナタは、もちろん雑誌『ロッドアンドリール』の名物連載企画「艇活。」は読んでますよね? カヤックフィッシングをやっていて「艇活。」を知らないのは大問題ですよ、パラシュートアンカーを入れたらロープを結んでいなかった、みたいなものです。※みたいな内容を毎回、書いていますが、よろしくご査収ください。

さて。

先日、ロドリ2014年2月号(2013年12月26日発売予定)の「艇活。」取材に行ってきました。メンバーは、おなじみ「kayak55.com」のホエール赤澤さん、チャン松さん。FMヨコハマDJの井出大介さん。そして私、ナガシマの、いつもの4人です。

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手前から、赤澤艇バイキング/プロフィッシュ45、ナガシ丸ホビー/レボリューション13、井出号アルフェック/ボイジャー460T、松永艦ハリケーン/スキマー128です。ポリエチレン、足漕ぎ、フォールディング、ABSと、今回はバリエーション豊か。ナガシマのホビーだけ足漕ぎなので、メチャ速の反則カヤックですね。でも最近、私は取材であまりいい結果を残せておらず、今日こそなんとかしようという選択なので、どうかお許しください。

今回はですね、いつものバスと違って、相手がシーバスなんですよ。でも、ただでさえよく釣れるこの時期、普通に釣ってもつまらないので、編集長から「ビッグベイトで釣ってこいっ!!」とのお題が出されました。面白そうじゃん、ケンケン編集長!

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みんな大好きな人気ルアー、ガンクラフト/ジョインテッドクロー178。今回はこれをメインに使いました。ほかに、エバーグリーン/ティンバーフラッシュjr.、エスドライブ、デプス/サイレントキラー、ハイサイダーjr.、ラパラ/スーパーシャッドラップ、コットンコーデル/レッドフィンC10、ボーマー/ロングA16Aなどの大型ルアーを多数、用意しました。

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羽田・大森から出艇して、アーバンストラクチャーの下をくぐります。出勤時間にアラフォー軍団がカヤッキング。モノレールの乗客に手を振ってみましたが、もちろん完全無視されました。それでも、潮色といいイキフンはバツグンなので、全員コフーン気味。……しかし、ビッグベイトで釣ることの難しさに、すぐに気付くことになります。

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羽田空港の誘導灯下。すぐ頭上を、離陸直後のジャンボ機が飛んでいく! すごい、楽しい。ここは出艇場所から3.5kmほどの所にあり、波風の条件がよくないとたどり着けません。この日は、やや風があるものの、釣りは可能。さっそく投げまくりますが……。

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レボ13を足で漕ぎながら、スーパーシャッドラップをゆっくりトローリング。すると、「グムッ」とスレたのはアカエイ。もちろん、毒針を折ってから撮影。キモいけど表と裏を撮りました。この人、尻尾に3本も毒針がありましたよ。だれと戦っているんでしょうかね。アカエイはホントに危ないので、もし釣れたら注意してください。

誘導灯の四本柱にジョイクロを通し、横を通る瞬間に高速ジャーク。すると、「プン」とアタリ。のらず。ベイトは多いものの、なかなか反応が薄いのです。全員、レンジバイブを投げたい衝動を抑えながら、ビッグベイトを投げ続けました。赤澤さんのエスドライブにもバイトがあったようですが、のらず。みんな、「うーん、難しいですね」と首をかしげてしまいました。

井出さんがスイムベイトでようやくヒットさせるもバラしてしまい、その直後、風が強くなってきてしまったので、運河内に移動してモノレール下を撃つことに。すると、ジョイクロのジャーキングにはじめてまともなバイトが! しかし一瞬でバラシ……70cmはあったのに、残念。 この日、一番、反応がよかったカラーは「邪鮎」で、基本のダルダル巻きで食わなくても、ハイスピードジャークすると、ナイスサイズがストラクチャーからすっ飛んできたり、水面を割ったりすることが何度かありました。ですが、10回ほどチェイスとバイトを得たものの、なぜかフッキングできず。シーバスたちは、リアクションでつい浮いてきて甘噛みしているような感じですね。またやってしまったか? 例によって、詳細はロドリ2月号をお楽しみに!

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後日、納得がいかないので個人的にリベンジ戦。横浜でジョイクロしてきました。朝まずめ、またもいいサイズの食わせをミスり、ヤバイと思いましたが……ねばってジャークを続け、なんとかキャッチしました。65cmですが、まるまるしていて、かっこいいシーバスでしたよ。

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やっぱり、壁際での高速ジャークに食ってきました。好きな釣り方だと、釣果は少なくても大満足。ベイトサイズも選ばず、ストラクチャーから離れたところを通しても追ってくるし、キャストをちょっとミスっても、ジョイクロならシーバスの反応を得られるような気がします。ジョイクロって、改めてすごいルアーだなと思いました。ジョイクロ通しても食わないと、「シーバスいねー」と考えてしまう頭になってしまってます。クリスマスプレゼントは、ジョイクロ10本詰め合わせなんかがいいです。なんとなく、ジョイクロでのカヤックシーバスの獲り方が見えてきたので、もうちょっと突き詰めてから、またブログで書きたいと思います。

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この日、同行した撮影係の女性(カヤックショップ勤務、丸顔)は、いつもどおり、ちいサイズをキャッチしていました。でも、自分で考えて釣ったので、小さくても満足したようです。

ナガシマのPaddle or Dieな釣行記は、まだまだ続きます。
北風が強くなる季節ですが、みなさんも安全に注意して、よい釣りを☆

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2013/10/08

『Rod and Reel』12月号「艇活。」取材です。

カヤックフィッシングの釣行記「艇活。」を連載している雑誌といえば、「ロドリ」の愛称でおなじみ『Rod and Reel』。毎号、バス釣りを中心にドタバタ釣行を繰り返すアラフォー紳士たちが大奮闘中なんです。

主要メンバーは、千葉県は市川市にあるカヤックショップ「kayak55.com」のホエール赤澤さん、チャン松さん。『Rod and Reel』編集長の中村ケンケン氏。で、私、不肖ナガシマもいちおう「艇活。」の部員なんですよー。

そして、前号より鳴り物入りで入部したのが、FMヨコハマの人気DJ、井出大介さんです。井出さんといえば、さまざまなアウトドア情報を発信する番組『The Burn』(毎週土曜朝5:00~8:30)のパーソナリティとしても有名。朝が早いカヤッカー&アングラーなら、みなさん聞いたことがあるはず。もしまだなら、ぜひ聞いてみてください! 当然、釣りやキャンプなどのアウトドア活動が大好きで、カヤックも得意な井出さん。今後も一緒に活動していく予定なので、ぜひとも番組と雑誌をよろしくお願いします。

ちなみにナガシマは、残念なことにスケジュールが合わず、生意気にも2号連続で取材を欠席しましたが、次号『Rod and Reel』12月号(10月26日発売予定)の取材には参加しました。

以下は、先日、千葉県印旛沼水系で行われた取材の様子です。

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フォールディングカヤックを駆る井出さん。すみません、はっきりいいますが、そこらへんの人よりはるかにシャレオツなので、当たり前ですがカヤックに乗っているだけでも超かっこいいのです(笑)。長身から繰り出されるスムーズなパドルストロークも、とても印象的でした。

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今回、ナガシマはスキマー116で出撃。やっぱり、バス釣りには安定感もあってスピードもグイグイ出せるスキマーはイイです! 個人的には、座面が高いのでピッチングなどの精度を要求されるキャストがしやすいところが大好き。また、前進と同様にバックしたときのレスポンスが異常に機敏なので、カヤックポジションを調整しつつ岸際を細かく撃っていくバス釣りには最も向いているカヤックのひとつではないかと思っています。

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撮影が終わり、出艇場所へと戻ってきた井出さんとチャン松さん。井出さんはトップウォーターのバス釣りが大好きなんだとか。井出さんはオレンジのアンバサダー5501Cを駆使し、終始、トップにこだわってキャストを繰り返していました。チャン松さんも同じくトップ命のカヤッカー。カヤックに一番よく似合うルアーは、だれが何といおうと、やっぱりトップですね。

さて。

この日は、余裕で釣れると思ったのですが、秋の水面にバスの気配はまったくなく、なっかなか厳しい状況。そんななか、ナガシマはやらかしてしまいました……。

例によって、これ以上はオトナの事情により詳しくお話できないので、『Rod and Reel』12月号(10月26日発売予定)をお楽しみに☆

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井出さんほか「艇活。」の部員たちがスペシャル檜原湖釣行で大暴れしている『Rod and Reel』11月号は絶賛発売中!! 書店、釣り具店にてどうぞー。

そんで、ナガシマは今週後半も「艇活。」の取材に行ってくる予定デス。楽しみ~!

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2013/05/23

『ロッドアンドリール』8月号の「艇活。」取材です。

毎度ありがとうございます。古着でも新品でも、気に入った服があると、すべて買わずにはいられないナガシマです。で、買ったことに満足してしまい、すぐに買ったことすら忘れてしまうというステキな習性を持っていることがやや自慢です。

というわけで、昨日の定休日は、ドンドンウエンズデーに行きたい気持ちを85%ほどガマンして、『ロッドアンドリール』8月号の連載企画「艇活。」の取材で、茨城県は新利根川に行ってきました。ナガシマは「艇活。」のレギュラー部員なんです。新利根川といえば、霞ヶ浦のバスはここから流入したそうです。また、メガバスのVフラットが生まれた川としても有名です。個人的にもすごく思い出のある川でして、生まれて初めてスピナーベイトで釣ったのも、ビッグバドの恐ろしいまでの威力を知ったのも、ズイール/プロップのMP(メタリックパープル)が新利根川の超爆釣ルアーだというウワサが、実際に使ってみて真実に変わったのも、この川です。つまり、相性のいい川のはずなんですが、それは岸釣りのハナシ。カヤックでの釣りは、ずばり初めてです。でも、早朝に現場について水面をみると、ちょい前の雨の影響で増水しているものの、曇り空の下、水面でベイトがもじり、イキフンはばっちり。試合後のスポーツ選手にインタビューすると、85%くらいの確率で第一声が「そうですねー」と答えるように、こういう雰囲気のときは、85%くらいの確率で、そうですねー、だいたい釣れるものなんです。

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こちらは、連載「艇活。」の主人公、kayak55.comのホエール赤澤さん(手前)の乗るウィルダネスシステムズ/ターポン120ウルトラライトと、チャン松さん(奥)の乗るハリケーンカヤックス/オープンベイ120。おふたりはいつも、取材本番の前にプラをして(これって、メディアプロの人でもなかなかできない、本当にスゴく大変なことなんですよ!)、状況を下調べしたり、カヤックの降ろし場所をチェックしたり……本当にいつも熱心な取材に対する姿勢には頭が下がります。元編集者として、おんぶにだっこ、お世話になりっぱなしで、激しくスミマセン。

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こちらは、ターポン120乗りの『ロッドアンドリール』変集長、中村ケンケン。変なやつらが集う編集部には、ナガシマもついこないだまで在籍していました。 ケンケン編集長は、フェンウィックのFC38などのヴィンテージタックルに最新のベアリングシステムを組み込んだアンバサダーをセットしたり、入手困難なオールドルアーや、マジで超希少なハンドメイドプラグをたくさん持ったりしているトップ屋さんです。トップの釣りはまあまあ上手ですが、普通の巻き物とかフィネスの釣りは、たぶんナガシマよりヘタです。あと、ふだんは、逗子の海岸で沈しまくっています。

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朝イチの出艇直後、曇り空で若干、肌寒い時間帯にヒットしたかわいいバス。当然、ベイトフィネスです。ネコリグです。もう、関東のバスはこの組み合せじゃないと釣れる気がしません。まあ、取材ですからバスの画がないとまずいんですよね。フィネスなのはしょうがないんですよ、これは仕事ですから。遊びじゃないんですよ、ええ。顔はニヤけてますが、これはビジネス、男の真剣勝負なんです。

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今回は、チャン松さんと色までどカブりしましたが、ハリケーンカヤックス/オープンベイ120で出撃しました。オープンベイは、平水や内湾の波静かなエリアでルアーフィッシングなどを楽しむのに最強のカヤックのひとつ。その特徴をひと言で表すなら、「広々リビング」。テレビはここ、ソファはこっち……みたいに、凹凸の少ないフラットデッキのどこに何を置くのも束縛フリー、自由自在。好きなレイアウトでザクッと荷物を積載できるので、クルマからポイと降ろしてサクッと釣りをするのに、すごくちょうどいいカヤックです。乗って漕いだ感じは、兄弟分のフェニックス120とよく似ていますが、座面がやや低い分、重心も少し下がるので、オープンベイのほうが直進安定性は上かな?と思います。また、喫水がかなり浅いので、水深30cmくらいのどシャローでも入っていけます。これ、カヤックバスフィッシングではすごく大事なことで、「ナガーポール」(以下参照)と組み合わせることで、岸から狙えない水路や小河川の上流にいる手つかずのバスを攻略することができるんですね。

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フロントのスカッパーホールにブッさしたスキーのストック。これが「ナガーポール」です。パワーポールではありません。これで、水深1mほどのシャローエリアなら、ほぼ完璧にカヤックを固定することができます。多少の風でも流れがあってもカヤックが動きません。2穴式のスカッパーホールじゃないと効果が薄いかと思いましたが、まったく問題なく機能しました。このシステム、ホエール赤澤さんにも試してもらったところ、すごく喜んで大絶賛してくれました。取材終了後、さっそくみんなでホームセンターに寄って、園芸用ポール、伸縮式アルミポール、塩ビパイプ……など、よりいいものを探して店内を物色。シャローカヤッキングの新時代へ向けて、あれこれ打ち合わせし、激しく議論しました。ええ、ビジネスチャンスですから。ナガシマは、試しに径16mm、長さ2mの塩ビパイプとT字のキャップを買ってみました。さっそく明日、シャローのシーバス釣りでどこまで通用するかテストしてみます。この結果は、後日、報告しますね。

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浅場なら、ストック2本でカヤックを動かすことも余裕です。むしろ、パドルも振れない激細水路やブッシュだらけのホソ上流では、こんなストックじゃないと進入不能です。ところでこのスタイル、ノルディックウォーキングならぬ、ノルディックカヤッキングと名づけてみました……いや、この際なんで、流行っているものにあやかりたいんです、はい。でも、本当に静かに移動できるんですよ。岩などのハードボトムをカツン!とかやらなければ、ほぼ無音です。音や気配に超敏感なコイですら、こちらの存在に気づかないかもしれません……。

で、取材のほうは、かなり順調に進みまして、連載史上初の半日で終了。なんだかんだで、終わってみれば、ナガシマは8バイト4キャッチ。40アップも釣りましたよ、ええ。そして、デストラーデばりのスラッガー、ホエール赤澤さんは、得意のジグ撃ちで、なんと、またも……でかバスをゲット! 今回、釣りをしたのは、おかっぱりがほとんどできない、背の高いアシが生えそろったエリア。岸釣りは、ほとんど無理ゲーです。新利根川というと、護岸された場所を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、やっぱり、人を寄せつけないところには、素直な性格のバスが残ってますね……と、まあ、オトナの事情により、これ以上は詳しく書けませんので、6月26日発売の『ロッドアンドリール』8月号をぜひ読んでみてくださいねー。

※やっぱ、デカいの釣るならラバージグは必須課題ですね。ナガシマも、今回はジグ試合になると思って、けっこう集中してフリップしたのですが、ピックアップ寸前にデカいのが追ってきて反転しただけでした。ジグって、昔からなぜかホント苦手なんですよ。もっと練習して、がんばらなくてはダメですね。

では~。


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