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2013/12/22

『Rod and Reel』3月号「艇活。」取材です。

今週、3回目の釣行は、おなじみバス釣り専門月刊誌『Rod and Reel』3月号(2014年1月26日発売予定)の連載企画「艇活。」の取材でした。はい、ナガシマが昨日に続きブログ連投します。よっしー&Mizunoブログを楽しみにしていたみなさま、本当にスミマセン。

先日、19日(木)は関東全域で一日中、冷たい雨が降り続きましたよね。気温も朝からまったく上がらず、極寒の真冬日でした。なにもこんな日に釣りをしなくてもいいと思うのですが、そこは雑誌取材の宿命。仕事には締め切りというものがあってですね、かつ、12月は年末進行という、1~2週間くらい予定が前倒しになる激アツ月間なんです。つまり、「わしら(印刷会社)は正月に休むから、あんたら(出版社)は年末いつもより早めに仕事をこなしなさいよ」という地獄スケジュール。ナガシマも編集者時代、何年もこの地獄を経験しました。あやうく会社で年を越しそうになったことも何度かありました。思い出すだけで泣きそうになるほどツラいんですよ。生まれ変わっても、絶対に編集の仕事だけはしません、はい。

とはいえ、雑誌の取材はするのもされるのも楽しいもの。会社で編集作業しているより、現場で駆け回っていたほうが、自分には向いていたようです。

というわけで、今回は千葉県の人気レイクである高滝湖に行ってきました。メンバーは、この連載の主人公であり編集まとめ役であるkayak55.comのホエール赤澤さんと、毎月、カメラマンとして大車輪の活躍をみせる、おなじくkayak55.comのチャン松さん。『Rod and Reel』からは、編集部の個性派、田沢くんが参戦。そして私、ナガシマと、4人編成です。

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入漁料630円と出艇料1,000円を湖のほとりにある「高滝湖観光企業組合」に払えばカヤックで釣りができます。バスのほか、カヤックでワカサギ釣りも楽しい湖ですよ。

高滝湖は、ほぼ全域が護岸化されています。平均水深は5mほどで、平坦な地形が特徴の湖。ダムというより、広大な野池のようなイメージです。必然的にバスは回遊性が高く、ベイトについて動いていることが多いので、魚探は必需品ですよ。

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今回のナガシ丸は、マリブカヤックス/ミニX。ナガシマはミニXも大好きです。バス釣りするのに一生、ひとつのカヤックしか乗っちゃダメ!とカヤックの神様にいわれたら、ハリケーンカヤックス/スキマー116か、このミニXかで相当、迷うと思います。答えは……90秒後!?

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左から。赤澤さんが持ち込んだのは、いま話題のポイント65/テキーラアングラー。分割式で、いろんなちょい釣りにぴったり。中。チャン松さんは同じく分割式のマティーニアングラー。シットインタイプで安定性も抜群です。右は、田沢くんの乗るバイキング/プロフィッシュ45。今回の4艇のなかではもちろん最速で、機動力もあります。テキーラとマティーニのアングラーモデルは、来春早々、サウスウインドでもサンプル艇を展示する……かもしれません。

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こちらが『Rod and Reel』編集部の田沢くん。「モンゴルマン」「田沢無道」「H.マーキュリー」……などなど、誌面で数々の珍キャラを演じてきた怪人です。バス釣りはもちろん、渓流ミノーイング、エギングも大好き。

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今回、ナガシマは、ふたつの釣り方にしぼることにしました。ひとつはダウンショットリグの食わせ。もうひとつは冬のど定番、メタル系のリアクションの釣り。メタルバイブ、メタルジグ、アイスジグの3本柱で攻めます。というか、寒いので集中して釣るにはこれくらい限定しないと無理!との判断なんです。

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時間はいきなり早送り。超集中してボトム付近を探りましたが、案の定、釣れません。寒すぎます。指の感覚は薄れ、膝から下がしびれるように冷えています。エース赤澤さんも打つ手なし? チャン松さんはお手上げ状態。

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あまりに寒いので、いったん上陸してカップラタイム。こんなとき、ジェットボイルが大活躍します。本当にあっという間にお湯が沸くので、カップラーメンやコーヒーですぐに体を温められます。ただし、カヤックの上で火をつけてはダメですよ。石油化学製品が燃えたら非常に危険ですので。

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午後も集中的に魚探反応のある場所をたたきます。ワカサギもしくはオイカワの大きな群れが魚探に映るのですが、水温7度台でシロートがバスを釣るのは本当に難しい……プロや、ご当地の名手なら、さほど苦もなくバスを手にできるんでしょうけどね。

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あまりに寒いので、午後はウールのグローブに変更しました。ナガシマ的には、ウール100%のグローブが最終到達地点。これでも寒いときは、まず、釣りは無理です。ロッドが滑りやすい、フックが刺さりやすいなどのデメリットはありますが、水中に手を入れて完全に濡れてしまっても、軽く絞って水気を飛ばせばすぐに暖かさが復活するという不思議な性能が魅力です。指先の感覚を保つという意味でも、真冬にウールのグローブは絶対に手放せません。ちなみに、ウール100%のフィンガーレスグローブで有名なのは、英国王室御用達で名高いバブアーの製品ですね。

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朝からつけっぱなしの魚探も、ついに電池切れ。チーン。このあともベイトが多かったエリアを全員で絨毯爆撃しましたが、赤澤さんが1バラシ(ニゴイかもしれない、と本人談)、ナガシマにバイトらしき反応が1回という結果に。両足は完全に冷え切り、感覚がない状態。帰り道、足の指先に血の気が戻るまで2時間かかりました。

年末進行でバスが釣れないとどうなるか……赤澤さんたちに追加取材を託して、祈ることにします。この顛末は、ぜひ『Rod and Reel』3月号をお楽しみに。

それでも、カヤックのバス釣りはやっぱり面白いですね! こんなに集中して釣りをしたのは久しぶりです。

真冬のバス、また行きたいです(雨じゃない日に)。

では~☆

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