ジャッカル/マイキー。
本当にスミマセン、あのぅ……『ワンピース』って、1ページも読んだことないんです。『北の国から』は、たぶん2分以上、続けて観たことがありません。実は、「ツイッター」も「フェイスブック」も「LINE」も、いまのところまったく必要性を感じていないのでやっていません。ちなみに、顔文字も使ったことありません。
どうも、ガラパゴス人間ことナガシマです。不便でスミマセン。みなさんこんにちは。
そんな、食わず嫌い男のナガシマが、最近まで「ちょっとこれはいらないなー」と思っていたルアーのひとつが、コイツです。発売されたころは、数あるジョイント系ビッグベイトのひとつ、有象無象の輩だろが!と思い、完全に無視していました。それが、なぜか、なぜだかいまでは、絶対に持っていくバスルアーのひとつになってしまいました。なぜでしょうね、本当にわかりません。理由を考えましたが、思い出せません。自分でも、ピラミッド以上の謎です。
はい、自分のペースで、ナガシマの好きなルアーだけをピックアップする超不定期連載企画。第2回目のゲストは、ジャッカル/マイキーさんです。これは、前回のカーペンター/ミニイールと比べたら、はるかに有名ですね。
全長=140mm。重量=32g。価格=3,675円。ビッグベイトとしては小柄なほうで、いまとなっては普通サイズ感覚で使えるルアーとなりましたね。同サイズですが、巻いて潜らせてシャロークランクのように使う「カワシマイキー」や、小型版の「マイキー115」もありますが、ナガシマ的に最も信頼しているのが、オリジナルのマイキーと、大型版のマイキー160です。オリジナルのマイキーは、一時、カワシマイキーの大ヒットで影をひそめる存在となりましたが、関東でもビッグバスキラーとして、陰の実力者と呼ばれていました。
ナガシマが初めてマイキーで釣ったのは、実は2年ほど前。ええ、つい最近です。つい最近まで興味のないルアーだったのですから、当然といえば当然ですね。釣ったのは、千葉のしょっぼい水路。9月下旬、朝夕の寒さが秋を感じさせるころです。釣り場に着いて、普通にスピナベとかバズとか投げて、釣れないのでお約束のライトリグをやって、それでも釣れないので、「アレ?」と思い、たまたまボックスに入っていたマイキーを投げてみました。すると、2投目くらいだったと思います。対岸ギリギリに着水し、泳ぎ出した瞬間に水面が大爆発しました。45cmくらいだったですかね。そのときは「おお、マイキーでも釣れんじゃん、ラッキー」くらいにしか思いませんでしたが、その後の釣行で、何を投げても釣れないとき、もしくは、ライトリグを投げて釣ったあとにマイキーを投げると、数投以内にものすごい勢いで食ってくることが多い、という、事実に気づきました。
「これは何かあるな」と、ほかの人がとっくに気づいているであろうことを、いまさらながら発見してひとりでウキウキしました。で、タックルベリーで買い漁りました。だから、仲間うちでマイキーの話題になっても、「釣れるのは別にフツーだよねー。ねー」みたいな顔をしていました。完全な後出しジャンケンになるので、知ったフリしてました。なんでしょうね、たぶん、バスが反応する硬質なラトル音と、ボディ同士がヒットするときの湿った音のシンクロは、すごく魅力的な音質なんだと思います。波動はビッグバドに近いですかね。
とまあ、釣れ釣れ要素をふんだんに含んでいるので、もう釣れるに決まってんじゃん!となるのですが、特に効くのは、関東によくある、にごった水質の浅いフィールドです。いわゆるマッディシャローエリアですね。もちろんダムや川でも効くのですが、ナガシマ的にはマッディシャローな釣り場ばっかり行くので、マッディシャローのフィールドでよく釣れる、とインプットされています。ちなみに、一番好きな色はブラックピラルクです。次に、上の写真のアルビノチャートピラルクです。お、ピラルクばっかりですね。まあ、なんでも釣れるとは思いますが、黒いカラーは、にごった場所でもなぜか効くような気がしています。
使いこんでいくうちに、人と同じじゃツマンネーだろ!と反抗的な高校生のようなことを思うようになり、こんな改造をしてみました。ていうか、ナガシマのチューニングは、まず最初に、ブレードをつけてみることからスタートします。でも、ブレードにはこだわりがあって、ヒルデブランドかケンクラフトの、高品質で高貴な輝きがあり、ブレード自体にある程度の重さがあるものしか使いません。ブレードに重量があると、波動の質が違ってきます。魚は、このブレードが水を押すときの違いにすごく敏感なようで、ナガシマ調べでは、バスもシーバスもライギョもシイラも、間違いなくヒルデブランドが大好きです(ケンクラフトのは入手困難なので最近は使ってません)。
特に、コロラドタイプのシルバーで、#2サイズはどんな魚種にも重宝しますね。マイキーにもこのサイズのブレードをセッティングしてやると、リトリーブ中に、水面でブレードが「ピラッ……ピラッ……」と超いい感じでヒラを打ちます。視線の低いカヤックフィッシングでも、このブレードの輝きはよく見えるので、カバー下にブチこんでネチネチやるとき、すごくいいんですよ。近距離キャストでも、相変わらずすごいバイトのしかたをすることがあるので、カヤックバスフィッシングでは、ブレードチューンのマイキーを多用します。
カヤックフィッシングでは、水面で使うマイキーのようなウェイクベイトはとても使いやすいし、釣りやすいと思います。でも、バスの反応を見ながら食わせのアクションを展開させなければいけないジョインテッドクローは、釣りにくく感じます。岸釣りやボート釣りでは、相変わらずビッグベイトの雄として君臨するジョイクロですが、カヤックバスフィッシングでは、ずばり高難度。ジョイクロが難しい理由は、カヤックフィッシングの弱点である「サイトフィッシングのしにくさ」にあると思うのですが、みなさんはどう思いますか? 昨日、偏光グラスの記事を書いておきながら、サイトは難しいとは何事だぁ!と思われるかもしれません。でも、カヤックでのジョイクロは難しいんです。だから、しょうがねーべ、あ?と開き直ってみましたが、もし、カヤックバスアングラーでジョイクロの名手の方がいらっしゃいましたら、効果的なアプローチ方法を教えてください!ぜひ、よろしくお願いいたします……。マイキー以外にジョイクロも使いこなせれば、カヤックバスフィッシングでのビッグベイトによるでかバス狙いは完璧!の予定なので。
ナガシマでした。
では☆
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