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2013/05/21

タンデムなんです。その2

「ふたりのうちどちらかがいるところには、
いつもふたりともいるんだよ」
              ヘミングウェイ 『誰がために鐘は鳴る』

これ、タンデムカヤックにおいても、珠玉の名言といえますね。さすが、海洋作家のヘミングウェイさん。おっとそこのあなた、名言は名言として楽しむから名言なのですよ。邪推は無粋ってものです。

さて。前回、ブログで書いたマリブカヤックス/プロ2タンデムが、遊びにも釣りにも本気で使える本格派とするなら、このフィールフリー/ニュージェミニは、ちょっと肩の力を抜いて楽しめる、人気ファンカヤックといえます。プロ2タンデムとニュージェミニは、当店では無敵のツートップともいえるタンデム艇で、ほぼ毎日のようにお問い合わせをいただいております。

このニュージェミニ、タンデム艇としてはコンパクトで、車載するのも比較的、楽なタンデム艇です。で、水遊びやチョイ釣りで使うには十分なスペックを備えています。もちろん、釣り用に艤装してバージョンアップを図ることも可能です(ジェミニから新型のニュージェミニになって、デザイン全体に丸みが増し、マウントを設置できる場所が少なくなってしまったのが残念といえば残念なのですが……)。かなり外洋に出てジギングをしたり、大型回遊魚を狙ったりする釣りを想定しなければ、近場のエサ釣りからルアー釣りまで、幅広く対応できます。初心者をフロントシートに乗せて、バックシートからスパルタ指導をするにも、ちょうどいい大きさではないかと思います。あと、艇長が短めでありながら、意外と前後でパドルがチップすることが少ないのも特徴です。それほど、シート位置を綿密にデザインしたのではないかと思われます。ちなみにデザインはニュージーランドで行なわれているようです。

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標準スペック
・全長=370cm
・全幅=83cm
・重量=32kg
・最大積載量=250kg
・丸ハッチ×2、ロッドホルダー×2
・シート、サイストラップ標準装備

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メーカーロゴと、バウ(船首)デッキのモデル名ロゴ。ジェミニ=ふたご座。はっ!タンデムにぴったりのネーミングですね。

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デッキ側面には、付属アイテムとして「サイストラップ」なるものを取り付けられます。これは何するものかというと、ヒザの内側に当てて踏ん張ると、ちょっとした波乗り遊びができますよー、というメーカーの遊び心です。でも釣りのときはじゃまなので、外しちゃってOKです。

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ひとりで乗るときはここにシートを設置して座ってください、と言わんばかりのわかりやすいくぼみデザイン。どんなタンデム艇もそうですが、タンデムをシン グル乗りすると、ずばり重いです。漕ぎにくいです。それでもニュージェミニは、コンパクトで水切りもいいので、直進性能は悪くないです。

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約18.5cm径のハッチが前後に2カ所あります。ハッチとしてはやや小さめですが、内部にネットの袋がついていて、お財布などの貴重品がカヤック内部の奥にいってしまい、行方不明になることがありません。

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スターン(船尾)のボトムにコロコロが装着されているのが、フィールフリーのシットオントップカヤックの特徴です。クルマからカヤックを降ろしたとき、方向転換のためにコロコロするときに便利です。ただ、アスファルトの上を長距離コロコロすると、ホイールが傷むことがあるので注意してください。あと、フカフカの砂の上ではほとんど威力を発揮しません。

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標準装備のシートです。背もたれは低めですが、このほうがライフジャケットに干渉しにくいので、漕ぐことよりも、釣りをしている時間のほうが長いカヤックアングラーには好評です。

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バウとスターン(船尾)に取っ手が付いています。一体成型方式なので、ふたりで前後をつかんで持ち運ぶときに手が痛くなりにくいため、かなり便利です。

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代表的人気カラーがキレイにそろったので撮影してみました。手前から、キョロちゃんのような「ラバ」、サウスウインドオリジナルカラーの「デザートカ モ」、青空のような「ブルースカイ」。ほかには、イエローからグリーンのグラデーションがまぶしい「ライム」、あなたの心のように透き通った、サウスウイ ンドオリジナルの大人気カラー「ホワイト」があります。

フィールフリーのカヤックは、比較的お求めやすい価格帯ながら、カヤックフィッシングに必要な基本性能が整っているのが特長です。入門用シットオントップとしても人気が高いのもうなずけます。もしくは、別の考え方として、カヤック購入代はおさえめにして、艤装パーツや魚探、もしくは釣り具など、ほかの用品に予算をまわす、という方法もあります。

さて。タンデム評論家のナガシマは、泣くほど高いけど、その性能はNo.1といわれるジャッカルのビンビンテンヤと、ひとつテンヤとして使うと、たぶんカヤック用としては世界一ではない かと思われるヒミツのソルト用ジグヘッドをしこたま買ってしまいました。このように、ほかの用品にも予算をまわした結果、自動車税をどうやって払おうか考え中です。まあ、なんとかなるし、なんとかします。

とにかく、マダイそのほか高級魚もろもろを狙って、そろそろ出撃してきます。

そうそう、タンデム艇だと、ひとり が仕掛けにエサをつけたり、トラブルを直したりしている間に、もうひとりがパドルを漕いでサポートできるのが大きなメリット。ピンスポットを直撃することの多いひとつテンヤという釣りでは、このコンビプレーが本当に大事なんですよ~。

その前に、ライン巻いて、孫バリをたくさん作って、スーパーで有頭エビを買って仕込みをして、いろいろ準備しないとね。あー、6月が楽しみです。


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