あまりの暑さに目覚めた、0℃~対応の寝袋が死ぬほど暑い!! 室内はまるで夏の終わりのような気温だ。 終日吹き荒れた風は南からの温かい空気を運んできたのか、あり得ないほど暖かい、う~ん、真冬のはずだがな~などとブツブツ言いながら毛布を被り再び眠りについた。
次に気が付くと外はすっかり明るくなっていた。
眠い目を擦って車の外に出てみれば、すでに準備している副隊長とG君の姿が、浜にも何艇か並んでいるようだ、とりあえずボケーっとし、思考状態停止させたまま眺めていると、出るでしょ?と声を掛けられた。
「うううっ」と唸り思考することを拒否したが、別の方向から
「おはようございます~!!」と軽やかに爽やかに声を掛けられてしまった。
振り返ると「釣って喰って生臭坊主」というブログの主M君が立っていた。
のんびり焚き火を囲み挽きたてのコーヒーを呑むという野望は音を立てて崩れ去った瞬間であった・・・・
準備完了していたカンパチ王子G君もワザワザ待っていたくれた(感謝感謝
起き出した海ちゃんもお見送りに来てくれた。
冷たい北の風が吹くが快晴、沖を見ると少し白波が立ち始めている。
とりあえず、魚探を積んでいないので魚探持ち二人についていこうと後を追う。
黒崎のラインを超えたアタリで風が更に強くなり、
いつものポイント(25m)付近に到着する頃には強風状態に・・・・
とりあえず流されながらもジギングを開始、軽い艇なので風によく運ばれる。
沖へ流されながらジギングを続けるのも有効な手だが、帰りがシンドイ。風はさらに強くなり、まともに釣りにならない状態に突入、この間わずか30分・・・・
撤収するか続けるか迷っていると「ヒット!!」とG君の声が響いた。
なんとか動画に収めようと近づくが風で流される・・・・なんとかネットインか!?と思った瞬間フックアウト・・・
最近自分の釣果がイマイチなのは人が釣っている所を撮影しているからではないか?と疑問に思っていたが、群れが下にいるのにカメラを構えていては釣れる訳が無いだろうと確信(笑)
副隊長が良型のアオリを釣り上げたらしく、G君に撮影を依頼していた。シマノの新型ティップラン専用ロッドは具合が良いらしい・・・
風はさらに強くなり洒落にならない状態に・・・うーん、久々のルームランナー状態を覚悟して浜へ戻る。
M君も明るく「筋トレですね!!」と言っている。
折角徹夜明けで栃木から来てくれたのに忍びないな~
なんとか進めるが気合を抜くと戻される、久々にパワーパドリングをし尚且つリズムキープを意識して漕ぎ進む。12fながらパドリングさえしっかり出来れば10m前後の風でも進むのだ。しかし顔面に波しぶきを被ること被ること
さすが14fバウが波を切り、顔面にあまり被らないようだ。
折角なのでパラアンカーを使用してみる、ロープの長さは3m弱、流して直ぐに効果はあるが風が強すぎなので流されるスピードが1/2位に軽減される程度の効きだ。
軽量のPHX120でこの程度の効きなので重い艇ならもっと大きめのサイズが良いと思う。
もう少し風が弱ければピタっと止まるかも知れない。
ま、今日は試すのにあまりヨロシクナイ海況であることには違いない。
1時間ノンストップで漕ぎ続け無事帰着。
つ・・・疲れた~
浜に上がると試乗希望との事でチャーリーとエンちゃんが対応してくれ、すでに出艇準備が完了していた。ぐったり疲れきった自身の代わりにウインドスターのチャーリーがマンツーマンで出艇。
すっかりキャンプをやっているだろうと様子を見に来てくれたサイさん。
浜を見回してどこにもテントが無いので心配してしまったとの事。
愛犬と一緒。
そんな中、副隊長が余裕の帰還。
キロオーバーと思われるアオリを手土産にご満悦。
副隊長のドライブには流失防止のリーシュが取り付けてあり、調整ペダル穴の破損保護にゴム板を取り付けてある。
他にもアオリをやっていたKFAが一名、こちらもナカナカの釣果だったようで、アオリはマダマダ好調のようだ。
この強風でもしっかり釣ってくる流石である。
この寒空の中、半袖で海に出るカヤッカーもいるし・・・・
ま、漕ぎ続けるスピード系のカヤックだと平気なのかも。
果敢にもフォールディングで出艇しようとする人が居る、大丈夫か?と思ったら知った人でプロなので言うまでもなかった・・・・風も少し弱くなってきてるし。
クラブハウスに戻り、艇を洗い、焚き火に再び火を灯し、朝昼兼用のBBQをスタートする。
副隊長が差し入れてくれたナイスアオリを捌く、が途中でM君に代わって貰う。
新鮮釣れたて極上イカソーメンとリゾットを満喫。
天気は最高!!
片付けをして撤収、撤収の際にエンちゃんファミリーのご長男が「帰りたくない・・」と駄々をこねました、子供達にとっても楽しい二日間だったようで肝心のテントは張れなかったが満足のいくキャンプフィッシングでした(?)
次回はキャンプ道具を積んで漕ぎに出る、本格キャンプフィッシングをやりたいな!!と思いました。
のぶぞう