うわさのフォールディングシーカヤック
9/14(水)
極秘のうちに開発された某メーカーのフォールディング シーカヤック。来春に発売が予定されています。
※まだ、このシーカヤックは一般に情報公開されていません。メーカー名・ブランドは伏せてあります。
なんとかメーカーさんに頼み込んでプロトタイプに試乗させていただくことになりました。このカヤックにはメーカーの社長さんと日本を代表するシーカヤッカーの二人しか乗っていないとのことです。
本日の天候ですが、二日前に中国大陸に抜けていったはずの台風15号がなんと温帯低気圧になって日本海に戻ってきてしまいました。絵に書いたような南西のドン吹き。
メーカーさんに「試乗艇が壊れるとまずいので、今日は中止にしましょう」といわれれば、何も考えずに「ハイわかりました。やめましょう。」と返事してしまうようなコンディション。どんな感じかメーカーさんに聞いたところ、「ぜひ、乗りましょう」・・・とのことで試乗することにしました。こんな海況で乗ってこそカヤックの性能がわかる・・・と自分に言い聞かせてテンションを上げることに。
FRP製のコーミングはこんな感じで手をついても問題ありません。がっちりくっついています。
リーンですが、フォールディングカヤックにありがちな「ヨッコラショ」という感じではなく、リジットカヤックに近い自然な感じで傾いてくれます。
ブローで軽く10mは超えている海面にラダーを入れて、突入。安定の良いフォールディングカヤックが、「風沈」しそうなガスティな風が吹いています。恐る恐る漕ぎ進みましたが、それほど怖い感じはありません。通常のフォールディングカヤックに比べボリュームが絞り込まれていることと、バウ・スターンともにデッキが低いためだと思います。
今度はラダーを上げてサーフゾーンに突入。波きりの性能は、特筆すべきものがあります。波に突っ込んだときにバウがそれほど持ち上げられず、波を切っていきます。また、波を越えるときも「ボヨーン」という感覚ではなく、リジッドに近い「バシッ」という感じで非常に剛性が高く、乗っていて安心できます。
波に乗るときも出足が速いため、波に押し込まれること無く「スーっ」と乗ってしまいます。フォールディングカヤックだということを忘れてしまう、すばらしい運動性能を持ったカヤックです。ありそうでなかったタイプのフォールディングカヤック。おそらく大勢のフォールディングファンが待ち望んでいた一艇ではないでしょうか。
個人的に所有したいと思った初めてのフォールディングカヤックです。とにかくすぐに欲しいです。
来春、誰よりも最初に手に入れるぞー。
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